目次
Japan leather award 受賞作品
2018年に以前からデザイン実験していたバッグを、何の気なしに ジャパン レザー アワード という革製品のコンペテーションに提出してみました。 このバッグは部品を作るのにかなりの時間と労力がかかってしまいます。レザーアワードの受賞を意識して狙っていたら出来なかったかもわかりません。受賞前にはバッグ100本分が作れる部品分量を一気に制作していました。
構造は、いわゆるバッグを支えるフレームの部分が特殊構造で、通常のバッグでは、フレーム構造は中身の芯材として外には見えない構造になっています。
それを表に出してしまうと面白いのではないか?というとこで表に出してしまっています。
普段は見せない部品を表に出してしまうからには、一つ一つの部品を美しく仕上げなければならなかったので、 引き物という加工工程で金属の削り出しで製造しています。
コンセプトは、デザイナーや建築家が、作品をプレゼンテーションする一瞬のパフォーマンスのためのバッグを作ろうと思っていたのです。その作品意図は機能より見た目のインパクトを狙っていて、工事中のような、むき出しのイメージ、そのむき出し構造にちなんでNUDE BAG と名付けました。建築でよく強度を保つためのハスカイ構造を採用しています。
大した宣伝もしていないのに口コミであっという間に 100本売れてしまって、今は部品の再設計をやり直すために図面を引き直しています。
部品は現在発注していて、製造中です。
コメント