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革財布 販売するまでのプロセス
物作りの工場にとってデザインと生産プロセスは非常に重要です。プロセスを軽視している工場は儲かりませんし。プロセスの中には省いてはいけない重要な工程があります 例えば検品プロセス。
検品プロセスを設定すると実は誰も検品をやりたがらなくなります 自分のせいになるのが怖いのです。責任を個人に押し付けない柔軟な心が必要となります。
分業作業
工場は共同作業なので一人の人間が製品を最初から最後まで受け持つというのは殆どありません。
こば磨きする人はこば磨き担当、ファスナーをつける人はファスナー担当と、役割が決まってきます。
当然作る順番も決まってきて、最後の方の工程を最初のプロセスに工場ラインを組み投生産するということは殆どあり得ません。一人の人間が一つの商品を最初から最後まで作るわけではないので、だからこそプロセスが必要なのです。
プラモデルを作ったことのある人なら誰でもわかりますが 、まずは設計図を見ます。その理由は、組み立ての順番を把握するためです。車のプラモデルで外観を作ってから車のエンジンを入れるということは出来ないからです。
商品 開発のプロセス
プロセスは時間の節約に役立つ
職人さんは、それぞれの工程で時間を測って、それを組み合わせてスケジュールを立てます。
もちろん職人さんはボランティアで縫製をやっているわけではないので、工賃が発生します。
時間がかかればかかるほど工賃コストが上がってしまうのは当然のことでしょう。
なので、工場経営者は工程表をつくり、工程の流れを把握して、より美しく、よりスピーディにできる方法を模索します。それに失敗すると作れば作るほど赤字になっていく悲劇が待っています。
一般に手間をかければ素晴らしいデザインができたり、美しく仕上がるとは限りません。いらない無駄な手間を省いてこそ美しい商品が出来上がります。
デザインの重要性を無視してはいけない
経営者であり、かつ、職人の人は多く存在します。特にに多いのはプロセスを重要視するあまり、デザインのエッセンスみたいなところを省いてしまおうとすることです。それを取ったら何も残らない とデザイナーは思っているところを、作りにくいから省く と言う考えも間違っています。
デザイナーとよく話し合って見極めが大事です。日々悩み、改良し、昨日より今日、今日より明日いいものを作ろうとするのが今日の日本工房の目指すところでは無いでしょうか。
できれば、物作り。というものはデザイナーであり 経営者であり、職人であり、工場長であるマルチな才能がある人がやるのが望ましいです。
手作りの概念
僕の手作りの概念は 陶器のように一つ一つの表情がどこかしら違うということです。
だから染め財布をやったり、ブライドルレザーを作ったり、手縫いをしたり、タンニンなめしの革を使ったりして一つ一つの商品に表情を作っていくのが理想です。