ブライドルレザー財布 コードバンとブライドルレザー
1コードバンとは
1-1コードバンは何の革?
コードバントは一頭の馬のお尻の部分だけの革を磨いた物の名称を指します。ですから、ごく一部しか取れません。一頭の馬の革のお尻の革の形状は馬の臀部の皮左右つながった物で物でその形状はまるでメガネのように見えるということでメガネという愛称で呼ばれています。
1-2 馬のお尻の革を磨く
馬のお尻の表面では無く 裏側の表面を専用の磨き機械で磨いていきます。お尻の革の裏側と使うので、怪我などで傷がついていることもありません。その輝きは革のダイヤモンドと言われるほどすべすべとした光沢が特徴です。エナメルとはまた違った光沢で、エナメルは表面がピカピカなのに比べて、コードバンは鈍い輝きを放ちます。その輝きが美しいのと、表面の強度が強いので、財布や靴など 比較的小さな製品に使われています。

1-3コードバンの表面仕上げ
コードバンの表面仕上げには2種類あり、オイル仕上げと、顔料仕上げがあります。
1-3-1オイル仕上げコードバン
もっとも手に馴染んで革らしく仕上がるのがこのオイル仕上げ。しかし、水に弱いので、少しでも水がついてしまうと水膨れのようになり、だめになってしまうことが多いのです。
1-3-2顔料仕上げ
一般的には顔料仕上げが一番多いのではないでしょうか?エイジングしにくく、美しい輝きが出ますが、ビンテージ感はあまりでません。
2 コードバンとブライドルレザーの違い
よくコードバンである馬の革と間違えられますが、ブライドルレザーとは一般的には牛革です。それは馬具を作る革として開発された物なので勘違いされているのかもわかりません。

2-1手作り革工房 ブライドルレザーで作る
僕も初めてブライドルレザーのブルーム(表面についている白いワックスのこと)見たときには『エーなんだこれ?カビがついてる?』っていうのが正直な感想でしたが、歴史やその謂れ、または、使い込むほどに味の出る革の風合いが、逸品な材料です。
表面にはブルームと言われるロウのようなものがこびりついて、これがなんとも言えない味のようなものになっている。とは言え、かなり個性的で持つ人を選びます。
2-2タンニンなめしのピット槽
これはなんのためにこんな加工をしているかというと、堅牢度を保つためにタンニンナメシのピット槽と呼ばれるプールに革を数ヶ月つけ続けた結果なのです。
そうすることによって革は堅牢度を高めると言われています。
タンニンとはなんのことかというと植物に含まれるポリフェノール化合物で渋みの事なのです。

2-3馬具の堅牢度
馬具の堅牢度はそれは大変強いものです 馬具は人命にも関わるものなので 水濡れをしても弾いたりしなければなりません。そのためにブライドルレザーは特殊な表面処理をされます。日本語ではロウビキとよく言われるもので、ブライドルレザーのあの独特の白い粉はそのような馬具の必需としての処理なのです。
このロウのような表情は、ブルームと言って使い込むごとに艶が出たりしてなんとも言えない表情になっていきます。

↑note ECサイトで独立しようというマガジン leather goods labサイトを立ち上げる手順をまとめあげたlinkです。
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