1手作り革工房 作り方 -抜き型 で革を抜く
近頃は自動裁断機というコンピュータが自動で裁断をしてくれる大きな機械があります。その機械はコンピュータがカメラの目で見て、裁断箇所を決定します。便利ですが欠点は革製品にはあまり向きません。なぜなら、革は生き物だから傷があるのです。
その傷を避けて、良いところを剪定して裁断しないといいものができません。でも、コンピュータはそれをまともにはやってくれないのです。leather-goods labでは一つ一つの革をタガネという革専用の型で抜くのですが、その時に人間の目で見てクリッカーと言う機械で一枚ずつ丁寧に抜いて傷のない商品に仕上げます。
2 染める前にぬくか? 染めてから抜くか?
革を財布にする前に裁断しなければなりませんが、
まずは荒抜きと言って革を大体のサイズに抜いてから革専用の染料で染めます。
抜き型で抜いた革を一枚一枚手染めします。財布の縫製する前に、耳を揃えるためにもう一度裁断しなければなりません。それを本抜きといいます。革を正確に各パーツごとに抜いて、それをやっと縫製して最後に手縫いをして、財布になっていきます。
3抜き型の作り方
抜き型の作り方は抜き型業者に発注します。外注として願いするのが普通です。
しかし、図面は作らなければなりません。leather-goods labではイラストレータで作画して寸法を記入しています。
抜き型業者はDXSデータ CADデータで原稿を搬入してもらうことを大体の業者は希望しますが、イラストレータではデータをDXSに変換することも可能だからです。
ただ、一番いいのはPDFで抜き型を作ってくれる型屋さんを探すことです。
抜き型は思ったよりも安い感じがします。20cmくらいの大きさなら3000円くらいでしょうか? 最近は手作りと呼べる商品が少なくなってきたため ハンドメイドと呼べる国産の型を作るところも少なくなってきました
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