革財布手作り 試作品
1プロトタイプは悪戦苦闘- 長財布毛皮
初期のプロトタイプにはシンプルに革を染めると言う概念がありませんでした。デザイナーはオリジナル性の高いブルーオーシャン商品をなんとか商品化しようとしますが。どこにもないからと言って 変なものをつくっても需要があるかどうかが 疑問です。leather goods labはこだわった商品を作りたいので、注文が入り過ぎても商品が作れないのです。でも、全く売れないではブランドを存続はできません。なので、ユニークではあるけど、マニアックな消費者の共感を呼ぶものでなければならないわけです。悪戦苦闘し、なんどもプロトタイプをつくりなおしました。初期のプロトタイプではオリジナル性をあまりにも考え過ぎたので、画像の様なハラコ調のものをつくってしまいました。ハラコ調というのは天然皮革ならではですが、leather goods labスタッフの間でも、なんだこれ?って感じで評判悪かったです。
今の時代ではなかなかこういう毛皮系は受け入れられなくなってきました。最近では動物の革を使うことすら、問題視してきている傾向があります
ヨーロッパの方で流行っているのは、合成皮革です。その中でもオーガニック素材と言って、サボテンから出来た素材や、とうもろこしからできた素材などもできてきています。
しかし、長持ちはしません 劣化するからです。ロットも大きいので、小さな工場や個人経営の工房では買えません。 長持ちする財布を作ろうと思ったら、やはり天然皮革に勝るものはありません。
2自分の作った商品を使ってみる。
プロトタイプはデザイン的に評判が悪かったですが、デザイナーは試作品の革財布を何年も持ち歩いて使ってみました。今もなお、かれこれ、8年も使っていますが壊れません。革の色が変わり、使い古した感じがそろそろ出ていますが、糸がほつれたり、革が切れたりは全くしていません。そして便利です 職人はこの長財布に重要なクレジットカードなどはチャックのついたポケットをつけました。多分ここは職人の意図としては、小銭を入れるポケットなんだと思いますが、デザイナー自身は重要な運転免許証や クレジットカードを入れています。 現金は現金ポケット 領収書などは領収書ポケット サービスカードなどはカード入れに入れて管理しています。コインケースはないので。プラスティック性のコインケースを別途Amazonで買って財布の中に入れて使っています。別売りの折りたたみ財布にはコインケースもついていて、紙幣もカードも入り、コンパクトにまとまっていて。長財布に比べて沢山は入らないけど、こちらも使い勝手は良好です。
毛皮といっても動物の種類によって毛並みば違う。牛はハラコ うさぎ、狐など種類がいろいろありますが、現在leather goods labでは非売品です
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